• 高血圧
• 脂質異常症
• 糖尿病
• 頸動脈エコー
• 骨粗鬆症
• 健康診断
• 予防接種

高血圧

「血圧」は、心臓から送り出された血液が血管の壁を押す力のことです。これが一定以上に高い状態が「高血圧」です。健康な若い人では血圧は120/80mmHg（収縮期血圧／拡張期血圧）くらいです。高血圧は140/90mmHg以上（どちらか一方でも）の方があてはまります。
血圧が高い状態が続くと血管の壁が傷つき、次第に血管が硬くなり動脈硬化へとつながります。その結果として、脳卒中（脳出血や脳梗塞）、狭心症、心筋梗塞、腎不全、大動脈瘤、動脈閉塞症といった病気が引き起こされます。高血圧の原因は特定されていませんが、遺伝的要因と食生活（塩分の高い食事）や嗜好（喫煙・飲酒）、または運動不足や精神的なストレスなどの環境的要因が重なって起きると考えられています。
治療は通常、生活習慣の改善から始めます。生活習慣の改善を試みても、血圧が高い状態が続く場合には薬による治療を検討します。高血圧までいかなくても、130/80mmHg以上の方は高値血圧（血圧が高め）といって、他のリスク要因によっては治療が必要な場合があります。

脂質異常症

血液中の脂質（コレステロールや中性脂肪）が多いために引き起こされる病気です。脂質異常症そのものは、症状が現れることがほとんどありません。そのため健康診断で「検査値がよくない」と言われたり受診を勧められたりしても、自覚症状がないので放置してしまっている方も多いのではないでしょうか。実はこれが脂質異常症の怖いところで、気がつかないうちに動脈硬化が進んでしまうかもしれません。
血液の中の余分な脂質は、動脈の壁にくっついて血管を硬く狭くしていずれ動脈硬化を引き起こします。
動脈硬化が進行すると脳卒中（脳出血や脳梗塞）、狭心症、心筋梗塞、腎不全、大動脈瘤、動脈閉塞症といったさまざまな病気にかかる危険があります。
そのため早めに治療に取り組んでいくことが大切です。
高脂血症の主な原因は食生活（カロリー過多）や喫煙、多量の飲酒、運動不足、などが考えられています。
治療は、食事療法と運動療法から通常開始します。食事療法と運動療法を行っても目標の値まで下がらない場合や、もしくは持っている危険因子が多く動脈硬化による病気を起こすリスクが高い場合に薬による治療が開始されます。

頸動脈エコー

動脈硬化の検査です。超音波を使って頚動脈の壁が動脈硬化で厚くなっていないか、プラークがついてないか、血流の早さは正常かなどを調べます。
高血圧や脂質異常症、糖尿病、肥満といった動脈硬化のリスクがある方では1度検査を受けることをお勧めします。
動脈硬化や血管が狭まっているなどの異常がある場合は、脳梗塞、脳血栓症のリスクになるため、治療が必要です。
時間は10分ほどで、食事に関係なく行えます。

骨粗鬆症

加齢や薬の副作用などによって骨密度が低下する病気です。
女性の場合、ホルモンの変化との関わりが深いので40代以降の女性では早めの骨密度検査をお勧めします。当クリニックではX線を用いて簡単に骨密度の測定をすることができます。骨粗鬆症の治療の目的は骨密度の低下を抑え、骨折を防ぐことにあります。薬物療法、食事療法、運動療法を平行して行い、骨密度を高めましょう。

健康診断

当クリニックの健康診断は、お電話での予約をお願いしています。詳細は、お電話でご確認ください。
一般健康診断の項目と金額は以下の通りです。

血液検査の項目

• 赤血球
• 血色素
• 白血球
• 血小板
• 肝機能（GOT,GTP,γ-GTP）
• LDL-コレステロール
• HDL-コレステロール
• 中性脂肪
• 腎機能（クレアチニン）
• 尿酸値
• 血糖
• HbA1c

・基本的には上記項目が含まれますが、項目それぞれの追加などについてはご相談ください。
・聴力検査（オージオ、低音域、高音域）も別途費用は発生しますが、追加可能です。